【宮代町多頭崩壊】チビ&シジミ、トライアル。

ちらほらと正式譲渡のお申し出をいただくようになりました。

今週末から、今度は正式譲渡ラッシュがはじまります。

きちんと飼養環境を確認させていただき、猫たちの状態や、

里親さんとの信頼関係など、しっかりと見極めての譲渡手続きとなります。


もう10日ほど前になりますが、

さいたま市の里親希望者さんのもとへ、チビとシジミをお届けにいきました。

チビは保護当初から人懐っこい子だったんですが、問題はシジミ。


みんにゃがケージから出て、遊んだり、おやつを貰ったりしている時でも

彼女はケージでひとりぽつんとお昼寝してるんです。


なんかおかしい?体調悪い?とみんなで心配し、

その度にKさんが病院に連れていってくれました。

でも結果は毎回正常。

おとなしいのは性格です、と。


里親希望者さんは、最初チビだけを希望していたんですが、

あまりにも儚げで小さいシジミからチビを離してしまうのは不憫だと言い、

そんなに仲が良いならと二匹一緒に迎えてくれました。


ああ、よかった。

優しい里親さん家族とチビに守られて、シジミよかったね…


と、安心したのもつかの間。

里親さんからの報告には、

「シジミがチビのごはん、奪います!」

「シジミが唸ってひとりじめしようとしてます!」

「シジミの食欲がすごすぎです!」

「シジミがわがままです!」


……

あ、あれ?

シジミちゃん??

弱くて儚げなイメージはガラガラと崩れ去り、

なんだかどんでもないワガママ末っ子の誕生に、

嬉しいやら、申し訳ないやら。


それでも、チビシジミを一緒に迎えたい!と奥様と娘さんを説得し、

迎えてくださったご主人はとても嬉しそうで。

ドタバタ報告を読むたびに胸の真ん中があたたかくなるのです。


シジミのイメージ戦略にすっかりやられた、里親さんとお世話スタッフでした。笑

でも、この光景が、答えなんだと思います。


ネコスペ事務局

ネコスペ事務局は、 個人で活動するボランティアさんの後方支援部隊です。 保護猫・保護犬の譲渡会やイベントを企画・運営しています。

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