つくねこ譲渡会で集まった募金はすべて、TNRの医療費として茨城さくらねこの会さんへ寄付しています。
というのも、保護した猫の場合は医療費を里親さんに負担していただくことができますが、
TNRでリリースする猫さんは完全に「飼い主のいない猫」なので、医療費を誰にも請求できないからです。
でも、だからといって今にも死にそうだったり、ケガをしていたり重病であれば、見過ごすことはできません。
餌やりさんが医療費を負担してくれれば幸いですが、ほぼないです。
ほとんどが携わったボランティアが負担していますし、時には執刀した獣医さんが無償で治療することもあるでしょう。
TNR手術のお手伝いをするとよくわかるのですが、ノラ猫は常に飢餓状態で栄養が足りていません。そして脱水症状の子が多いです。
毛皮に覆われているので見た目は普通に見えても、抱えるとやたら軽かったり、ケガだらけだったり、ボロボロです。
その上、捕獲されて手術をされるのはかなりのストレスだと思います。
そんなとき、少しでもその子の状態が良くなるような治療をしてあげて欲しいと思うのです。
手術をしたことで命を落とすことがないように。
捕獲されてよかったね、となるように。
というわけで、茨城さくらねこの会さんからご報告があったので転載します。
ちょっと痛々しい画像がありますが、TNRの現場では珍しくありません。
発情期のケンカだったり、交通事故だったり、虐待だったりと、
ノラ猫は過酷な環境に置かれています。
そんな子らが少しでも減るように、どうか、健康で発情する前に避妊・去勢手術を済ませてください。
飼っているつもりはなくても、一度でもエサをあげたら、それは、命の責任を負っていること同じです。
つくねこ譲渡会の募金箱に、お金と一緒にやさしいお心を預けてくださったみなさまに心から感謝申し上げます。
ネコスペ事務局
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